時計一括査定サービスについて

前回は腕時計を売却する際のお店や手段を選ぶことの大切さについて書きました。今回はまずその手段についてもう少し具体的に見て行きたいと思います。

腕時計の買取で最近増えてきた一括査定というサービスは元々不動産や車などを扱う業界で多く行われてきたサービスです。一店舗での買取とはかなり勝手が違いますので、その特徴をまとめてみました。

売り手が主導権を握る


言ってしまえばオークションのようなもので、通常の買取査定と違って査定が入札形式で行うようになっているため、自然と他の業者を意識し、査定額にも攻めの姿勢が出るというメリットがあります。
この査定形式の特徴は何と言っても「売り手が主導権を握る」というところでしょう。普通の買取査定店舗はその場で査定額がスピーディに出てくる分、その査定金額が高いのか低いのか判断がつきにくいというデメリットがあります。平たく言ってしまえば足元を見られる可能があるわけです。これを防止できるのが複数社の業者に競わせて最高額を査定結果とする一括査定です。

価格差を飛び越えられる


何故一括査定が不動産や車などで盛んに行われてきたのか。それはこれらがある共通の特徴を持つ商品だからです。それは「使用による消耗が少なく、中古での需要が大きい」ということと、「非常に高価である」こと。
自分の住んでいた住宅をきちんと売却しようと思ったら見積もりを出してもらうわけですが、それを一社に頼んで言い値で譲るようなことはまずしないでしょう。不動産会社と言っても学生向けの新学期需要に強い不動産会社もあればリフォームして更に高値で転売することを得意とする不動産会社もあるわけです。
売り手としてはその不動産をどんな売り方をすれば一番高く売れるかわからない場合がほとんどなわけですから、様々な強みを持つ会社に見せた方がリスクヘッジの観点から安心です。そしてこれらはそのまま高級時計にも当てはまるのです。カイトリマンという会社が1番最初にこの仕組みを高級時計買取のシステムとして導入しました。
時計に関してもロレックスを得意とする買取店もあれば、フランクミュラーなど海外で日本以上の人気を見せる時計ブランドを得意とする買取業者もいます。しかも在庫の余裕などによっても買取価格は変わってくることもあるため、全く同時に数社で査定を出しても大きく価格差が出てきます。一括査定ならその中から自動的に最も売り手に有利な条件の買取業者に売却できるため、高級時計にもぴったりな査定形式ということが言えます。

時間がかかる


ランダムな買取店舗がその場で出す買取金額よりも更にギリギリまで高値を引き出すことができる一括査定ですが、これもまた不動産や車のケースと同じデメリットを抱えています。それは時間がかかるということです。そもそも「二者間での売買」と「オークション」とは全く別の経済活動なので当然と言えば当然ですが、普通の買取と同じイメージを持っているとこのデメリットは大きいかもしれません。
一店舗ずつの査定を何度も繰り返し受けたという風に考えれば時間が多少かかっても合理的ですが、時計は持ち運びが簡単な商品なんだからすぐに現金化できるはず、したい、とう考え方も当然あるので、そのように考える人にとってはこの特徴はあまり魅力的だとは評価できないかもしれません。


個別具体的な店舗の口コミや評判というのは判断基準も色々あるので見極めが難しいですが、一括査定というシステム自体は高級時計にかなり向いている査定形式だと私は思います。

時計買取一括査定に業者一覧のまとめサイトがあるのでこちらも参考に。